『松葉がに』 Q&A


Q.『松葉がに』ってどんなカニ?

A.『松葉がに』とは成長したズワイガニ(甲穀綱クモガニ科)のオスで山陰地方での名称で、北陸地方では『越前がに』と呼ばれています。
甲は丸みのある三角形で、顆粒の集まったいぼ状突起が散在する。 歩脚は長く、広げると70〜80cmに達する。
『松葉がに』という呼び名が雌雄を含めた総称として使われることもありますが、正確には成長しきったオス(甲幅15cm)を『松葉がに』、メス(甲幅8cm)を『親がに』または『子持がに』、脱皮して間もないオスを『水がに』と呼びます。


Q.なぜ『松葉がに』って言うの?

A.なぜ松葉がにと名付けられたのかは諸説があります。
ズワイガニを漢字で 『楚蟹』 と書くのですが、『楚(すわえ)』 という字が『枝が細くまっすぐなもの』という意味を持ち、細長い脚の形が似ている事から 『すわえ』 がなまって 『ズワイ』 となったとか、かにの足の殻をはいで、水につけると松葉のように広がるからとか…いづれも定かではありません。


Q.『松葉がに』 と 『マツバガニ』 どっちが本当?

A.日本には和名『マツバガニ』(十脚目イソオウギガニ科)というカニが、房総半島沿岸から沖縄、オーストラリア南部の太平洋に生息しています。甲は四角形で赤褐色。甲の前側縁付近、はさみ脚および歩脚に松葉のような黒色の鋭い棘が多数あることからこの名前がつきましたが、オウギガニ科のかになのでクモガニ科のズワイガニとは全くの別物なのです。
『松葉がに』の名前が登場する最も古い文献は、弘化2年(1845年)に書かれた鳥取藩の「町目付日記」の11月13日。若桜町御用座敷建て替えの際、棟上げ祝宴に出された献立の中に『松葉がに』がありました。
ですから 『松葉がに』 が正解です。


Q.『松葉がに』はどうやって捕るの?

A.鳥取県の『松葉がに』は60〜95トンの漁船が、底引き網(中央に袋網のついた長さ約4000mの網)を使い、海底のカニなどをすくいとる方法で捕ります。


Q.おいしい『松葉がに』の見分け方

●持ったとき、ずっしりと重いものが身入りがよいです。
●殻の固いものほど身入りがよいです。
●脚のとれたかには見た目は悪いですが、味には全く影響ありません。
●甲羅に丸い茶褐色のものがたくさん付着しているかにがありますが、これはカニビルの卵で、かにに対しては全く悪影響はありません。逆にこれが付いているのは脱皮してからの期間が長い証拠なので、身の詰まったものが多いです。
●市塲ではあまり見かけませんが、甲羅や脚の殻に黒っぽい斑点のようなものがついたかにがあります。これは傷ついて弱ったかにで、ヤケガニとも呼ばれています。食べても問題ありませんが、見入りの悪いものが多いようです。

鳥取市賀露町西4丁目1803番地3 TEL.0857.28.1051 FAX.0857.28.4224
Copyright(c) 2005 nakamura-shouten Co.,Ltd. Allright Reserved.